【応用情報技術者】UDPとは何か

UDPの説明

UDPとは、インターネット通信等で利用されるプロトコルで、リアルタイム性が重視される通信で用いられます。

UDPには、信頼性は劣るが通信の処理にかかるコストが少なくスピードが速いという性質があります。
なので、リアルタイム性が重視される、

• DNS・・・IPアドレスとドメイン名を紐づけるシステム
• NTP・・・時刻を取得するプロトコル
• DHCP・・・IPアドレスを割り当てるプロトコル

などに使われています。

リアルタイム性を重視するUDPとは逆に、信頼性を重視するTCPがありますので、同時に抑えておきましょう！

TCPとは？

TCPとは、インターネット通信等で利用されるプロトコルで、信頼性が重視される通信で用いられます。

TCPには、転送速度は低いが信頼性が高いという性質があります。
なので、信頼性が重視される、

• HTTP・・・Webサーバとクライアント間で文書等を転送する際に用いるプロトコル
• FTP・・・サーバとクライアント間でファイル転送を行う際に用いるプロトコル
• POP・・・メールサーバにアクセスする際に用いるプロトコル

などに使われています。

UDPとTCPとでは信頼性やスピード性が異なるので、情報を伝達する際に一緒に送るヘッダフィールドに含まれる制御情報も異なります。

↓TCPのヘッダフィールド

↓UDPのヘッダフィールド

UDPはスピード重視なので、TCPに比べて持たせる情報も少なめです。

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